やまなみ工房の作家さんたちと会うと何故元気になるのか?②

前回は、私がやまなみ工房を知ることになるきっかけを書かせていただきました。その続きを書きます。

 

●前回の記事はこちら

https://space8000k.com/2019/09/09/yamanamikohboh/

 

 

やまなみ工房とはどんな所なのか

 

その魅力は単なる作業所に止まらないという所

 

 

やまなみ工房について

やまなみ工房は1986年、「やまなみ共同作業所」として甲南町に誕生しました。

やまなみ工房は6つのグループに分かれて活動をしています。

粘土や絵画に取り組む「アトリエころぼっくる」、刺繍や絵画に取り組む「こっとん」、健康のため散歩や運動に取り組みながら表現活動に取り組む「ぷれんだむ」、メンテナンス作業を中心に取り組む「もくもく」、古紙回収をはじめ様々な活動に取り組む「たゆたゆ」、CAFEを営業をする「hughug」。

どのグループにおいても、それぞれが一人一人の個性や気持ちに沿った活動に取り組み、大切な人達と一緒に、生きがいややりがいが感じられるとても楽しく居心地の良い場所です。

 

やまなみ工房は大切にしている事があります。あるがままの自分が認められ一人ひとりの思いや価値観が大切にされる事。

 

いろんな場所にいったり、いろんな人に出会って「わ~すごい!見て見て!!」…と目を輝やかせたり心ときめいたり、そうした事をいっぱいする事。
自由である事。その人がそれぞれ自分達で進むべき道を拓いていく。自分のライフスタイルやこうありたい、こうしたいを自分で決めていく事。
失敗が許され、失敗が活かされる場所である事。仕事とは、働くとは、それは本人が主体的になってこそ意味を持ち生きたものになるのですから。
仲間がいる事。自分の気持ちに素直に、ありのままの自分で接する事ができ、大切にされ必要とされる。例えばその日、みんなと違う事がしたいのなら同じ事をしなくてもいい。でも私は一人ぼっちじゃないと安心できる。誰だって一人で居たい時間や、一人で過ごしたい場所もあれば、“○○したくない”事だってあるのだから。

引用元:やまなみ工房HP  http://a-yamanami.jp/about/index.html

 

 

きっかけは一人の重度の障害を持つ利用者さんの笑顔

 

 

やまなみ工房は、当初やまなみ共同作業所としてスタートし、障害者の経済的自立を第一の目的としてみんなが同じ空間で同じ内職作業を行っていました。

 

 

現在の施設長の山下さんがまだ支援員として働いていた頃、ある一人の重度の障害を持つ利用者さんが、休憩中に紙切れを拾い、近くにあった鉛筆でなにやら書き始めたそうです。その時のとてもとても楽しそうな表情を見た山下さんは、こんないい表情ができるのに、それを引き出せない内職をこなすだけの日常は一体なんだろうと疑問に思ったそうです。

 

 

それからというもの、利用者の一人ひとりが本当に望むことをこの作業所で体験してもらうことにしたという山下さん。

 

 

こうして自由な創作活動を始めたやまなみ工房。当初は創作行為そのものがすぐに対価に結びつくことは難しく、こんなことをしても意味はないといった批判的な意見もあったのだそうです。しかし、人生は一度きり。結局最後は彼ら自身がやりたいことをやるべきだというところに立ち返ったのだそうです。

 

 

 

 

いまや世界で高い評価を受ける作品に

 

 

この積み重ねによって、徐々に彼らの作品に対する認知度が高まり、現在、工房に併設されているギャラリーgufgufには、全国から4年間で1万人を超える人が訪れる場所になりました。また、国内外の美術館やギャラリーでも高く評価され、スイス「アールブリュットコレクション」やフランス「ABCDコレクション」、アメリカ「ケヴィンモリスギャラリー」、イギリス「ミュージアム オブ エブリシング」など、世界的に著名なコレクションにも作品が収蔵されているそうです。

 

引用元:https://www.diversity-in-the-arts.jp/stories/518

作家:鎌江一美

 

自分らしく生きるということを大切にすることへの共感

 

 

私が一番大切にしていることは自分らしく生きること、つまり心の自由です。

 

 

保育園時代から味わい続けてきた心の不自由という感覚。それはこの社会が平均的な人間であることを良しとする社会構造ゆえに、その中で生きるうちに必然的に生まれた感覚でした。ずっと自分なりにしんどさを感じながら生きてきましたが、ほんのちょっと物の見方を変え、直感に従い、勇気を出すということを諦めなければ心の自由は手に入るのだということを体験することができました。

 

 

その実体験から得た学びを元に、数秘講座や個人セッションを通じて一人でも多くの人に自分らしく生きるためのサポートをさせてただいています。

 

 

ですから、やまなみ工房のコンセプトにはとても共感できるのです。そして人間は生活のためのお金を稼ぐために生まれてきたのではなく、好きなこと、やりたいことを体験しに生まれてきたのだということを、やまなみ工房の人々は思い出させてくれるのです。

 

 

(続く)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

山形県出身、京都府在住の数秘術師。 京都府移住の前は沖縄県の石垣島で9年間生活。 その期間のほとんどを三児のシングルマザーとして過ごし、数秘術は細腕一本で一家を支えるための生活の糧として磨かれた。 数秘術歴:2002年〜 対面セッション:のべ3000人以上 講師経験:約300席 大手保険会社で数秘術を用いた人事アドバイザーを務める。