氏名を数秘で読み解く2つの方法〈その1:ローマ字編〉

数秘鑑定にはその人の氏名から数を導き出して鑑定する方法があります。

氏名の鑑定はとてもポピュラーな鑑定法ですが、私たちは名前から導き出される数を使った鑑定はしていません。(理由は次章にて後述します)

しかしながら、氏名の数秘鑑定についてしばしば質問が寄せられ、皆さんの関心が高いのだなあと実感しています。そして私個人としても氏名の数秘鑑定について以前から気になっていたことがありますので、私なりの提案を交えながらご紹介できればと思います。

ピュタゴリアン変換による氏名の数秘鑑定

氏名を数秘鑑定する場合、氏名の読みをローマ字に変換しそのローマ字表記をピュタゴリアン変換と呼ばれる暗号変換で数字に置き換えてから秘数を求めるというのが一般的です。

以下にその鑑定の手順を紹介していきます。

氏名から算出される3つの秘数とその算出法

氏名から求められる秘数は次の3種です。

① ディスティニーナンバー

算出法氏名の文字の数価*[1]を全て足し合わせる。ゾロ目全て使う。
暗 示社会的側面。自らの欲求というより周囲からの期待ですること。周囲のバックアップがあるのでうまくいきやすい。

② シンパシーナンバー

算出法母音字の数価を全て足し合わせる。ゾロ目全て使う。
暗 示他者との関わりの中で形作られた後天的な趣向、好き嫌い。

③ パーソナリティーナンバー

算出法子音字の数価を全て足し合わせる。ゾロ目全て使う。
暗 示パブリックイメージ。第一印象。懐かれやすいイメージ。作り上げ(られ)た自己。ペルソナ。

*[1] 文字が持つ数のことを「数価(すうか)」と呼びます。

架空の氏名から3つの秘数を算出してみます

*[1] 文字が持つ数のことを「数価(すうか)」と呼びます。

それでは上記の算出法を参照しつつ、架空の名称「数見光太郎」の3つの秘数を算出してみましょう。

まず、数見光太郎(かずみこうたろう)をローマ字表記します。

 

Kazumi Kotaro

 

ディスティニーナンバー:

全てのアルファベットを上記の変換表から数字に変換し1桁になるまで足し合わせます。(大文字小文字の区別はありません)

(K)2 +(a)1 +(z)8 +(u)3 +(m)4 +( i )9 +(K)2 +(o)6 +(t)2 +(a)1 + (r)9  +(o)6

 = 53

5 + 3 = 8

となり、ディスティニーナンバーは 8 です。

 

シンパシーナンバー:

母音字を上記の変換表から数字に変換し1桁になるまで足し合わせます。

(a)1 +(u)3 +( i )9 +(o)6 +(a)1 +(o)6

 = 26

2 + 6 = 8

となり、シンパシーナンバーは 8 です。

 

パーソナリティーナンバー:

子音字を上記の変換表から数字に変換し1桁になるまで足し合わせます。

(K)2  +(z)8 +(m)4 +(K)2 +(t)2 +(r)9

 = 27

2 + 7 = 9

となり、パーソナリティーナンバーは 9 です。

算出した秘数を読み解きます

数見光太郎の3つの秘数はそれぞれ、

ディスティニーナンバー :8

シンパシーナンバー :8

パーソナリティーナンバー :9

となりました。

それぞれの数意を秘数の暗示するところへ当てはめたものが以下の鑑定結果です。

鑑定の凡例

ディスティニーナンバー:8
エネルギーの強さと手際の良さでハードワークをバリバリとこなし、その結果得た富の分配役を受け持つ人。周囲から頼まれごとが多く頼りにされるので常に複数のタスクを抱えている。投資家、資産家などのイメージがピッタリ。仕事が人生。

シンパシーナンバー:8
物心両立した高い目標を持ちそれを維持することや目標を達成し大きな成果を得ることを責務と感じるので、そうあることで承認欲求が満たされ、心が安定する。チームで高い目標を設定しそれを達成するためにメンバーと心を合わせている時に高揚感を感じる人。

パーソナリティーナンバー:9
思慮深く達観した物腰でいて、誰とでも話を合わせることができる人。
困っている人の相談に乗ったり、あれこれとアドバイスをしてくれる賢人。という印象を周囲から持たれやすい。また、本人も周囲からそう思われようと意識的にそのように振る舞う傾向が強い

 

氏名から導き出される秘数で鑑定できる事柄は一言で言えばその人の「外側的な要素」といった意味合いのようです… が、ここで少し疑問がわきます。

 

ピュタゴリアン変換の問題点

日本語の氏名をローマ字で表記する際、

例えば、苗字「かずみ」は

Kazumi → ケイザマイ、カザミとも読めますし

Kotaro ではコタロ、クテイロまたはクーターオとも読めますね

ローマ字表記としても

・Kotaro
・Koutaro
・Kohtaro
・Cotalo

など、4通り以上の表記があります。

戸籍など公的な文書の表記が正式という説もありますが、戸籍やパスポートの印字が数秘鑑定の結果を左右するというのは根拠としてどうもピンときません。

個人鑑定に用いる重要かつ大切な鑑定材料としては、ちょっと曖昧です。日本語の名前をローマ字に直すこの最初の段階に無理があるかもしれません。

個人的には、数価が同じ文字が2~3ずつ存在(例えば、A,J,S = 1 )する点と数価9の文字だけが2文字しかない点には、どうしても「そもそも整合しない何かを無理やり帳尻合わせした」ような違和感を感じてしまいます。

とても気になるので他に選択肢はないか考えてみました。

次回はその方法について触れてみたいと思います。 

   

→ 氏名を数秘で読み解く2つの方法〈その2:ヘブライ文字編〉  

  

補 足 

それぞれの秘数(秘数)の呼称については人によりバラバラです。例えばライフナンバーをソウルナンバーとしている方もおられたりしますし、ライフパスナンバーと呼ぶ人もおられますので数秘術を勉強し始めの方は少なからず混乱されるのではないかと思います。
私自身、数秘術に関する文章を書くときなどになるべく統一された表記にしようと調べれば調べるほどバラバラであることがわかり困った経験があります。

絶対的な影響力のある大家や数秘術協会のような組織がオーガナイズし、体系立てていないことが原因と思われますが、私たちはそのような権威化しないところが数秘術のいいところだと思っています。

算出する秘数の種類も数秘術師によって異なり、氏名を使った鑑定法には他にもライフナンバー(生年月日の秘数)とディスティニーナンバー(氏名の秘数)を足し合わせたマチュリティナンバーなどもあるようです。他にもバースデイナンバー、ブリッジナンバーなどなど多数存在していますが全てをマスターして使いこなす必要はないと思います。自分のやり方にあった秘数を適せん用いれば十分事足りるはずです。

数秘術はテクニックよりもフィーリングとイマジネーションが重要と感じていますし、同じテクニックを磨くのであれば秘数のレパートリーを増やすことよりも鑑定により得た情報の「伝え方」のテクニックや術者のハートの方がずっと重要です。

どんなに優れた算出法で得た情報でも相手に伝わらなければ意味がありません。