9月の後半に入ったあたりから、「ファティマの予言」が気になり始めて色々調べています。
(この実話のタイトルは、ファティマの「予言」だったり「聖母」だったりするようです。)
ファティマの予言(聖母)とは、カトリック教会が公認している「聖母の出現」のことで、私も随分と前に何かの本でさらっと読んだことがありました。
その情報が、夫との会話の中から再び私の目の前にやって来たので、今必要な情報なのかもしれないと思い、改めて詳しく調べてみる事にしました。

1917年5月13日の事。
ポルトガルの小さな町ファティマの3人の子供たちの前に天使が現れて祈りの方法を授けた。
その後、聖母マリアが毎月13日に6回に渡り現れ、子供達に様々なメッセージを託した。
最後の6回目には7万人の大観衆の前に太陽が踊り狂うかのごとく宇宙船が現れるという大奇跡を現出させ、当時のヨーロッパ全土に一大センセーションを巻き起こした。
(この奇跡については大正8年の日本でも新聞で報じられている。)

(7万人の前での奇跡の報道) 出典:Milagres do Rosario
聖母からのメッセージは大きく分けて3つあった。
1.第一次世界大戦の終結と、第二次世界大戦の没発。
2.ソ連は崩壊すること。
そして、3つ目の内容は、1960年になったら公開するように、それまでは秘密にするようにと3人の子のうちの一人のルシアに厳命された。
その内容はルシアを通じて教皇庁に伝えられたが、教皇が卒倒するようなものだったという。
これは「ファティマ第3の予言」と呼ばれている。
教皇庁は、1960年が過ぎても内容を公開せず、早期公開を求めてハイジャックを起す者まで現れた。
2000年に遂に発表されたが、教皇庁によれば教皇暗殺の予言だったとされるが、その内容には不審な点もあるとされている。
現にルシアが公表された内容について訴えを起こしている事もあり、果たしてマリアから伝えられた内容と真実の内容かどうかは疑問視されている。
ざっくりまとめると、こんな感じの出来事です。
天使や聖母に会ったフランシスコとジャシンタは兄妹で、ルシアは二人の従姉妹という関係にあり、普段三人は羊の番をして過ごしていた。

名前 | 当時の年齢 | 生年月日 | 享年 |
ルシア・ドス・サントス | 10歳 | 1907年 3月22日 | 97歳 |
フランシスコ・マルト | 8歳(9歳) | 1908年 6月11日 | 10歳 |
ジャシンタ・マルト | 7歳 | 1910年 3月11日 | 9歳 |
さて、幼くしてそんな稀有な体験をした三人ですが、数秘はどうなんでしょう?
フランシスコとジャンシタ兄妹は、二人とも「11日生まれ」
数秘で見ると、11日生まれは「見えない世界からのメッセージを受け取り人々に伝える」という性質を持っており、過去世での経験が神官・巫女、シャーマン、宇宙人の場合が多いです。
(子供時代は生まれた「日」、つまり何日生まれか?の数秘の影響が大きいので、ここでは生まれた日に注目しています。)
まさに、メッセンジャーそのまんま!
そして、マリアからのメッセージを多くの人々に伝えるという「仕事」を終えたら早々に天界へと帰っていくという無駄の無さ!
この早逝については、聖母マリアからも「二人は早くに病死しますが、天国へ連れていくので安心するように」と告げられていたという。
もう一人のルシアは、「22日生まれ」
22日生まれは、上と下のつなぎ役。つまり、「目に見えない世界と目に見える世界をバランス良く行き来する、形にする」という性質を持っています。
確かに、彼女は聖母マリアという存在から伝えられた事を教皇庁に伝えたり、この現実世界で長く生きながら修道女として見えない世界と繋がり続けました。
三人とも「ゾロ目」の日生まれ。ゾロ目は宇宙人魂の確率が相当高いわけですが、出来すぎじゃないかと思うほどそのまんまです。
フランシスコとジャシンタ兄妹は、聖母マリアから告げられた通り、当時流行したスペイン風邪を患い幼くして人生を終えることになり、残されたルシアは修道女となり、97歳で昇天するまで二人の死を弔い続けました。
約100年前に起きた出来事ですが、とても興味深く心惹かれてしまうのです。
(続く)
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