〈左脳・② -3〉成長のサイクルを10分割すると …

成長のサイクルを10分割した際の各フェーズを見ていきましょう

次のフローチャートは成長の法則に沿った、宇宙の成長のサイクルを表したものです。広大無辺の闇に意識の光が生じて発展して行く様子を「成長」という言語で表現しています。
最初の 0 の世界は、物質と相対、時間と空間(移動)の概念のない世界に意識だけがある状態で、そこから物質世界が誕生する過程を模式図として書き表しています。

意識が最初に作り出した光が、下のチャートのイラストのような球体だったということではありません。また、物質的な存在が無い状態を漆黒のイメージの「闇」という言語で表現していますが「闇の黒」でさえ「無」ではなく「有」と捉えることもできます。物質的な有の世界の産物である言語で無の状態を記述するのは極めて困難です。

非物質世界 無。霊。
時間も空間も物質も存在しない状態。ただしこれは物質的な無です。
そこには何らかの意識が存在し、何かを思索ています。
物質世界を司るエネルギー(意識)が存在しない状態とも言え、その意識が「物質」を思いついていない状態とも言えます。

非物質世界 有りてある、絶対の意識にある意志が生じた。
物質世界ではない次元の意識の中に、ある意志が沸き起こります。その意識が孤立無援の絶対的存在であるために自己認識ができなかったので、鏡となる相対的な存在を想像する必要があったのか、他に何か理由があったのか。真相は誰も知りません。
動機はともあれその「それをやろう」という意志が立ち現れました。
絶対的意識に鏡ができて、相対に。
創造の源が自己を知るための最初の相方としての「分け御霊」がまろび出ました。ここまではまだ物質、空間、時間はありません
しかし、その形なき意識が生命の本質そのものです。

物質世界 1でも2でもない、1と2を包摂する“空間”の誕生。
一なる絶対存在から相対となる二なる存在が生じると、全く同時に一と二の間に一でも二でもない第三の存在が自動的に生じます。空間の誕生です。
この瞬間(同時)に物質世界の礎が成立。すべての物質的可能性を秘めた極小の原始宇宙が現れます。一が父で二が母なら三はその子供といえるかもしれません。

物質世界 四方に広がっていく宇宙空間と物質。
極小の原始宇宙が周囲四方に向かって一気に拡張。物質の種は誕生と融合(対消滅)を繰り返しながら物質世界を構築し、際限なく広がっていきます。今見えているような、入れ物としての宇宙の完成。

物質世界 自由が生まれ、やがて往来が始まる。
自由に表現ができる庭ができたところで、そこに散らばった意識が交流を始めたり、物質的な生命を構築し、そこに宿って活動を開始します。移動と交流の始まり。有機的生命活動をとらない鉱物にも意識があり、互いに交信や干渉をしあいます。

物質世界 交信により愛を知る。
愛はすでに1〜2の段階でも生じていますが、ここでは宇宙に分散していった小さな意識同士の交流の間で愛が再発見されます。愛は自然発生するエネルギーの中では全次元共通の最も強いエネルギーの名称でもありますが、さらに高いエネルギー「歓喜」の素地でもあります。

物質世界 個が完成する。
分割された状態の意識が愛を知り、愛ゆえに分割された世界の真の全体像をつかむことで、ようやく個として完成される。すべての存在が自我(エゴ)を自認することで宇宙全体も完成した。

物質世界 個が増えて栄えていく。
自我を有する生命が物質世界で活動するための媒体としての肉体、ないし物質が栄枯盛衰しつつ、全体としてはその数を限界まで増やしていく。一定の秩序に則った複製が盛んに行われるフェーズ。

物質世界 極まって究す。
繁栄が極まって、すべてが治まり収束していく。このサイクルでできるすべての変化(成長)を遂げた世界にはバランスと平穏がもたらされるが、次第に次の段階へ向けての変容も始まる。物質的体験を極めた意識にとって物質世界での経験はここまでだが、他の意識ある存在(グループ)が物質宇宙に滞在する限り物質宇宙は存在し続ける。

1サイクル終了 ▼ 次のサイクルへ

非物質世界 10 形なくなって0に戻る。
生命が物質的経験を満了すると、物質的な姿形がなくなって0となるが、最初の0とは異なる0、つまり10 となる。1週した後の0すなわち「10」。そして「11」へと螺旋階段を昇っていく。

※1から7は個の完成を示し、8で複製増殖し9で締めくくり10となる。11以降はネクストステージ。
※1から9は宇宙法則の最も基本となるもの、万物の変化の成り行きを示す。全てのものは0から9の過程を辿り螺旋で向上していく。見事、一周すると次元が変わる(桁が上がる)。

ここまで成長のサイクルを宇宙のスケールで見てきました。スケール感が日常とかけ離れていてよくわからない… という方は人間の一生に置き換えてみたものはどうでしょう?

  • 0:まだ体を持っていない意識体の状態。霊。あちらの世界。(まだ肉体はない)
  • 1:「0」の意識体が物質の身体を持ち人生を生きようと決める。また、どこかで誰かがパートナーを求める。(まだ肉体はない)
  • 2:「1」の人がパートナーと出会い(つがい)子供を作ることを(意識的でも無意識的でも)決める。(まだ肉体はない)
  • 3:子供の肉体(「0」の意識体の肉体)がこの世に誕生し、そこへ「0」が宿る。(物質としての肉体を得る)
  • 4:盛んな細胞分裂による肉体の成長。(妊娠初期から1歳半くらいまで)
  • 5:移動とコミュニケーションが始まり、この世での自由を得ていく。(第1時成長期あたり)
  • 6:コミュニケーションが高度になり「愛」を理解しようとし始める。(思春期)
  • 7:生きる目的を模索。個人としての自立へ向かう。(「0」の両親は自己の成長のサイクル7の最終段階でパートナーを求め始めた)
  • 8:家庭を持ち子孫繁栄の段階へ。
  • 9:余生、第二の人生。やがて肉体の終焉へ。

次のサイクル

  • 10:あちらの世界へ。(1周した霊「0」)
  • 11:来世へ。(1周してまた1へ = 2周目)

人の一生は十人十色ですので上記はあくまでも一例です。特に8は必ずしも嫡子による子孫繁栄とは限りませんが何かしらそれに準ずるプロセスがあります。養子を迎え入れるかもしれませんし、他者と関係を築いて自己の何かを引き継いだり広めたりするのかもしれません。

このように順を追って見ていくと「数とは成長のサイクルの各フェーズにふられた固有の名称である」とも言えそうです。

実際の成長のサイクルには途切れ目がありませんが、人間の意識が認識する際、10ないし9つに分割して、順序とその性質を整理しています。その認識を宇宙の法則に照らした時、例えば1という数の概念は順序や量を示すだけでなく、この「成長のサイクル」の最初のフェーズの性質を包含し、司っているということです。これは法則に基づく自動的な作用です。

つまり、この宇宙法則について何も知らない人が日常のどこかで1という概念を扱ったとしても、成長の法則の1の性質が何らかの形で作用する。ということになります。化学物質を適切に処理するとに法則に基づくエネルギーが発生するのとまったく同じく、数にも法則に基づくエネルギーの発生があるからです。

数(字)の根源的なエネルギーの元型(アーキタイプ)はここからきています

そしてこれが数の2つのエネルギー源の1つ目「生命の法則」由来のエネルギーです。

上記の、数の意味の根源的な由来は「成長のサイクルを10分割した時に現れる各段階の性質にある」という説明は、私たちが数秘に長く携わる中で気がついた「数秘の核」にあたる部分です。この部分について正確に感知し語ることができたのはとても幸運なことと思っています。

この「数の意味の根源的な由来」は私たちの数秘の奥義であると同時に、これから数秘を学ぼうとする人が数に対する感受性を育てるための精神的な土壌を作る上で重要なイメージとなります。