〈左脳・② -2〉数の持つエネルギーとその源泉

数がもつ2つのエネルギー源

意識の永続性と転生の概念が出てきたところで、せっかくですのでもう少し踏み込んだ概念を取り扱いたいと思います。数秘術をはじめ多くの占術でその根拠となっている「宇宙の法則」についてです。これらの概念はより深く、正確に、限りなく真実に近い説明を可能とするために用いられていますが科学的根拠の少ない概念でもあります。

できる限り論理的に説明していきますが、感覚的に受け入れられない場合はそれでもかまいません、できれば是非、何か自分なりの根拠なり法則を探ってみてください。1 + 9 = 10 と理解するのも、5 + 5 = 10 と理解するのもその人の自由です。(あらゆる現象において、科学的根拠を待つ必要があるのかは甚だ疑問ですが、ある一時期は宗教の壁を越えて現実を認識し統一された世界観を人々の間で共有するには都合がよかったのかもしれませんね。)

なぜ、数秘術がその一部とはいえ、人の本質的な部分を指し示すことができるのか?という根本的な問いの答えをあらかじめ知っておくことは、あなたの数秘読み経験の質を大きく左右します。自動車の仕組みを知らなくても目的地にはたどり着きますが、その自動車の性能を引き出し、快適にドライブするにはその機構について最低限の知識が必要なのと同じです。

数は音であり、概念であり、法則性を持った記号でもあります。そして意外なことに数には非物質的なエネルギーがあります。数(字)の持つエネルギーの源泉は今分かっているだけで下記の2つが考えられます。

①「生命の法則」由来のエネルギー
②「人の想い」が数に与えたエネルギー

①「生命の法則」由来のエネルギー

いうまでもなく数字は量を表す記号にすぎません。しかしながら「数」は、揺るぎない、非常に堅固な性質としてのエネルギーを備えてもいるのです。数字は数の記号であると同時に、数のエネルギーの3次元的な媒体でもあります。そういう意味では言霊に似ています。

言霊のエネルギーは、音という振動する媒体を使った別次元のエネルギーの3次元での表出ということができますが、ここで説明する数のエネルギー源は、数字の根源的な意味から発生しているエネルギーと言い換えてもよいでしょう。

宇宙の始まりに創造の源から最初に生まれたのは、ある法則で、それは「成長のサイクル」と呼ぶべきものです。物質に限らず全ての存在の振る舞いはこの成長の法則で貫かれています。宇宙の法則というとなんだか縁遠いお話か、もしくはオカルトの概念のように聞こえる方もいるかもしれませんが、宇宙には不変の法則というものが確かに存在し、それなしでは物体がキチンと存在することすら難しくなってきます。例えば、平面に描かれた三角形の内角の和は 180°ですが、これは宇宙が始まってから今日まで変わっていません。ここでいう宇宙の法則とはそういった宇宙のいつも、どこでも通用する法則のことです。

成長のサイクル ~螺旋の成長~

物質はおろか全く何の秩序も、概念すらない「空っぽ」に最初にあらわれた最も根源的で基本的な秩序は成長のサイクル( = 生命の法則)です。物質が存在するためには、その存在を定義するための「決まりごと = 法則」が必要となりますが、その法則のことを「生命の法則」と呼ぶことにします。宇宙にある物質の全てがその法則に支配されていることは、観測や物理学的計算によってどんどん明らかになってきています。
ここでいう物質とは生物、無生物の区別なく全てのかたちあるものを指し、それら全てが生命であるという認識に基づくものです。

例えば、多くの植物に見られる。

   種 発芽

という生命のサイクルがありますが、これは生命の法則に則ったものです。

成長のサイクル = 生命のサイクル

と言い換えることもできます。

種から成長した植物からできた種は、元の種と非常によく似た形と性質を持っていますが1世代前の種とはちょっとだけ遺伝子構造が異なります。育った環境に適応しているのです。全く同じことを繰り返しているように見えても明らかに成長(変化)しているのです。

スプリング状の細いピアノ線の上をテントウムシが歩いているのを真上から見たとき、テントウムシは同じところをグルグル回っているように見えますが、横から見ると螺旋状の構造物をどんどん登っていたのだということに気がつきます。

実際、これと同じことが宇宙のすべてのものに適用されています。人間の感覚でそれを観察し説明するには、この継ぎ目のない1サイクルを便宜上、~期、~期といった具合に区切るとわかりやすくなりますので人間の両手の指の本数である 10 で分割して10 進数で表現するとします。

次項以降の説明は「宇宙ができるまで」と思ってください。